85点
普通にめっちゃ面白かったです。クスッとなった数を数えてみたのですが、合計37回くらいでした。

面白さ抜群の映画でした!
『イエスマン”YES”は人生のパスワード』の感想と評価
今年もたくさん映画を観ている僕の素直な評価です。
総合評価 | |
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ストーリー | |
映像 | |
音楽 | |
キャスト | |
眠くなかったか |
ストーリーの構成は雑な設定とかもなかったので良かったと思います。クスッとくるような面白さがふんだんに使われていて、多分監督は天才じゃないかなと思いました。
映像や音楽は普通です。特別すごい技術が使われていた部分があったわけではなく、シンプルで見やすい感じでした。
主人公カール役のジム・キャリーの演技が最高でした。今回は吹き替え版で見たのですが、ジム・キャリーの声は山寺宏一さんが担当していて、ぴったりのベストな配役だと思います。やはり彼は天才ですね。
眠気は全く来なかったです。
総合評価としてはめちゃめちゃ面白かったです。彼女と喧嘩した時とか、友達と喧嘩した時とかに見ることをおすすめします。メンタルが凹んだタイミングで見ると、なんだかホッコリするような映画です。
観る前のあらすじ
友達からの飲み会・隣人からの朝ごはんのお誘い・近所の音楽ライブ・上司からのパーティーの誘いを断る付き合いの悪い主人公カールは、銀行で融資の仕事をしていた。そんな時昔の友人であったニックに「俺はイエスマンになって人生を謳歌している」と聞かされる。誘いを断りすぎるあまり、数少ない友達であるピートの婚約パーティーをすっぽかしてしまい、「このままだと孤独死するぞ!」と言われ、1人で死ぬ夢を見る。そして、ニックに貰ったイエスマンのチラシを見つけ、講演会に参加してみることにした。講演会で初めて来たことをニックにアピールされ、講演会を開いているテレンスに目をつけられ、ついいつも通り「No」と言ってしまう。そして、テレンスに「この建物を出たら、決断を求められるチャンスがあるたびに、それが例えなんであっても、君の答えはYesだ」としてYesの誓いを立てる。講演会が終わった後すぐに、ホームレスに「公園まで乗っけて欲しいんだけど」と言われ、ニックの勢いもあり了承する。車の中でホームレスに携帯を貸して電池が切れるまで電話されてしまい、「お金もちょうだい」と言われ財布の中身を全て渡すことに。そして帰ろうとしたら車がガス欠になる。ガソリンスタンドまで歩いて行くと、バイクでスタンドに来た女性に車まで送ってもらうことに。ここからカールのパッとしない人生が変わっていく…。
カールが”YES”って言ったものを全部まとめてみた
ちょっと気になったので、カールがイエスマンになってから”YES”って言ったものを全てまとめてみます。ちなみに、講演会を出た後です。
- ホームレスをエリシアン公園まで送る
- ホームレスに携帯を貸す(電源が切れるまで)
- ホームレスに有り金全て渡す
- 上司のノーマンに言われ休日出勤する
- プライベートな箇所を大きくする薬を買う
- イラン人花嫁候補とのお見合い
- セレブの顔型のケーキへの融資
- 飲み会を奢る
- 美人な女の子の彼氏と喧嘩
- 隣人のティリーの家の棚を付ける
- ティリーからのお返しを貰う
- ノームのコスプレパーティーに参加
- 通販のベッドを買う
- モルモン教の話を聞く
- クッキーを買う
- ギターを習う
- 飛行機を操縦する
- 韓国語を習う
- ホームレスのボランティアに参加
- 有機肥料の配達サービスへの融資
- ライブに行く
- スタンドで出会った女の子をスクーターまで送る
- スタンドで出会った女の子から誘われたデート(誘われたとは言ってない)
- ルーニーに誘われたレッドブルオール
- アリソンのジョギングフォト(朝6時)
- ブライダルシャワーの幹事をする
- ノームにコストコの全フロアで購入できる会員権を推薦してもらう
- ノームとのハイタッチ&ハグ
- アリソンのスクーターを運転する(アリソンが他人に運転させたのは初めて)
- 警備員からの「止まれ!」
- アリソンからの「ダメ!カール、走って!」
- 警備員からの「動くな!」
- 警備員からの「伏せろ!」
- アリソンからの「カール!何してんの行こ!」
- リーが欲しいバイクへの融資
- 重役への昇進
- ネブラスカ行きの飛行機チケット
- アリソンからの同棲申し込み(最初は迷った)
- アリソンからの毎週末の旅行申し込み
- アリソンを追いかけた時に言われた「離れて」と「もっと」
- アリソンのライブで言われた「橋から飛び降りちゃって」

なんと合計41回でした!
僕は映画を見ていてブライダルシャワーの意味がわからなかったのですが、結婚が間近な女性を友達・親類等が祝う、主にアメリカなどで行われるパーティーのことです。
日本ではあまり聞いたことのない単語だと思いますが、婚約パーティーみたいなものだと思います。
カールは自分の身の回りの人をたくさん呼んでいて、婚約したピート達は会ったことない人も来ていました笑
思わず吹き出した面白かったシーン
コメディ映画って感じの面白さ満載の映画だったので、特に面白かったシーンをまとめておきます。
隣人のティリーにフ〇ラされるシーン
これもう最高でした。多分70台くらいのおばあちゃんティリーに、まずこう誘われます。
もうイエスマンとして生きているカールなので、隣人からの頼みを断るなんてことはせず、優しく手伝ってあげます。
その後…

…!?
もう恐怖ですね。
カールも最初こそ断ったものの、その直後カールの身に危険が起きましたね。
- ドアにシャツが挟まる
- 階段から転げ落ちてしまう
- 犬に襲われる
そして、ついついティリーに身を任せることにします。そしたらまさかの…、
入れ歯wwwやばいwww
よくやってる最中に「噛むな!」的なセリフを言う男がいますが、これなら絶対噛まれないから安心ですね。最高です。
その後友達のルーニーも餌食になってますね。
カールは最終的に喜んでたので良いと思いますが、僕なら結構きついですね。トラウマになりそうです。
掲示板に貼ってある習い事募集の張り紙全てに応募するシーン
こんなやつ見たことないですwww
まぁ確かにやってみたいかと言われるとやってみたい気もしますが、流石にこんなに一気に習い事をやるのはもう意味わからなすぎます。
結構この辺からカールの人生は実際に変わっていったような気がしていて、確かにめっちゃ楽しそうに暮らしてたと思います。
もしかしたら、”YES”って本当に人生のパスワードなのかもしれません…
忍び込んで警備員に見つかるシーン
野外ライブとか音楽フェスが行われるような場所に忍び込んで、2人で歌を歌ったりロマンチックな感じになるシーンです。
一緒に歌を歌ってキスをするシーンで、カールの歌の上手さが際立っていました。海外の俳優って、歌とダンスが上手な人が多い気がします。
面白かったのは、警備員とのやり取りのシーンです。
カールはYESの誓いを立てちゃってるので、警備員からの命令も全部YESで答えちゃいますw
アリソンがいたおかげで逃げることに成功しましたが、仮にアリソンがいなければ捕まって怒られてたと思います。
後、アリソンの声が可愛かったです。浅野まゆみさんという方らしいです。
自殺を止めようとしてるシーン
ピーターの婚約者であるルーシーと、ブライダルシャワーの準備をしている時に向かいのビルで自殺しようとしている男性を見つけ、自殺をなんとか食い止めようとしているシーンです。
最初はシンプルに止めようとするのですが、部屋の中にギターがあるのを見つけ、習っていたギターを使って歌を歌います。
もう今飛び降りようとしているのに、ギターのチューニングをし始めたのが面白かったです。こだわるなよって言うwww
おじさんがなんか面白い人で、歌もなんだか良い感じの歌でした。歌詞をいかにまとめておきます。
飛び降りたら奴らの思うツボ。そうさ。
僕らが付いてるの忘れないで。
君は1人じゃない。
君は1人じゃない。孤独な少年は小さな胸を痛めていた。
周りをみてごらんよ。
今、過去は捨てて。
そんなこと考えちゃダメさ。
飛び降りたら奴らの思うツボ。そう。
僕らが付いてるの忘れないで。
君は1人じゃない。
君は1人じゃない。
君は1人じゃない。
これは、Third Eye Blind のJumperという歌らしいです。結構かっこいい歌です。
半ケツでバイクに乗るシーン
YESの講演会を開いているテレンスの車に忍び込んで、事故を起こした後、病院を抜け出してアリソンに会いに行くシーンです。
それまでかなりカッコ良いバイクアクションのシーンだったこともあり、緊張と緩和がもの凄い面白かったです。
お尻って、笑いの質も高く原点って感じだと思います。
講演会の人がみんな裸のシーン
この画像のインパクトかなりヤバイですよね。
講演会に来てる人はかなりテレンスに洗脳されてるので、みんなカールに言われて服をホームレスにプレゼントしちゃいました。もう即決でYESって言ったのでしょう。
でも、流石に今着てる服を渡しちゃうのかって言う感じもします。この後自分の車できてない人は、バスや電車で帰ると思うと地獄です。
思わずテレンスも「なんだこりゃ…」って言っちゃってます。
『イエスマン”YES”は人生のパスワード』のまとめ
コメディ映画としては、かなり完成された映画だと思っています。
最近だと「飲み会なんかお金の無駄」みたいな考え方の人が増えている気がしますが、そいつらに向かって僕はこう言いたいです。

No!! Man!! No!! Man!!
人生はもっと楽しく生きたいですね。
制作年 | 2009年 |
時間 | 1時間44分 |
監督 | ペイトン・リード |