映画『女神の見えざる手』のネタバレ解説|ロビイストもわかりやすく

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60
かなり面白かったのですが、日本人には少し取っつきにくい内容だったため60点です。

そもそもこの映画『女神の見えざる手』は映画好きの友達から教えてもらったのですが、流石僕の友達、良い映画を教えてくれました。

ひたすら考えに考え、思うままに世界を動かすような映画です。

ロビイストとは、政府を影で動かす戦略のプロ。

映画『女神の見えざる手』の予告動画はこちら↓

映画『女神の見えざる手』 予告篇

映画『女神の見えざる手』の基礎情報

『女神の見えざる手』のポスター画像

公開年2016年
上映時間2時間12分
監督ジョン・マッデン

監督はジョン・マッデン。正直、この映画以外でどんな作品を手がけているのか全くわかりません。

Wikipediaを見ても情報がうっすうすだったので、映画監督として華やかな経歴を持っている感じではないと思います。

他の映画も特に面白そうではありませんでした。

個人的な『女神の見えざる手』の評価

映画好きの僕が、この作品を評価してみました。

総合評価
ストーリー
映像
音楽
キャスト
眠くなかったか

キャストは『モリーズ・ゲーム』でも主演を務めた、ジェシカ・チャステインなので美しさ抜群の女優です。それだけでも観る価値があります。

ストーリーはまさに大どんでん返しなので『鑑定士と顔のない依頼人』が好きな方なんかは結構好きなタイプの映画だと思います。

内容がわかりにくいぶん少し集中できない場面もありましたが、ストーリーがちゃんと繋がっているので眠らないように観てください。

話の流れや伏線的にはもう少し高い評価にしても良かったのですが、特殊な設定なので少し評価を下げています。

万人ウケする映画ではないです。

『女神の見えざる手』のあらすじ

政治界では恐ろしいほどの影響力を持っている優秀なロビイスト、エリザベス・スローンは、新しい銃規制法案を退けるための手伝いをしてほしいと頼まれた。しかし、スローンは依頼を断り、同じように政治部門がある会社へ転職、ライフル業界と対立する形になってしまう。銃規制法案を退け銃社会を続けたいライフル業界と、新法案を通したいスローンは激しい戦いに。果たしてスローンは、多額の資金を持っているライフル業界に勝つことができるのだろうか…。

まだ映画を観ていないあなたへ。

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知ってる方が楽しめるロビイストとソクラテス

ソクラテスの画像

この映画を観る前に、ロビイストとソクラテスについて詳しく知っておいた方が、より映画を楽しめると思いました。

ぜひ映画を観る前に、ご覧ください。

日本では馴染みのないロビイスト

まずロビイストですが、普段日本で生活をしている僕たちからすると、全く聞き馴染みのない言葉だと思います。

ロビイストとはロビー活動を行う個人・団体のことで、ロビー活動とは政治に影響を及ぼすための私的な政治活動のことです。

簡単に言うと、思うままに議員の票を操る人のことを言います。

日本には明確なロビイストは存在しないのですが、アメリカには3万人を超えるロビイストが存在し、ロビイストになるには政府に登録する必要があります。

それほどまでに影響力があり、アメリカでは一般的な職業です。

ソクラテスは本を一冊も書いてない

もう1つはソクラテスの話です。

哲学を学んだことのない人でも、ソクラテスが哲学者であることはわかると思います。正直僕も、同じレベルの理解度でした。

しかし、ここではもう少し理解を深めておきましょう。それは、ソクラテスが一冊も本を書いていないということです。

一冊も本を書いていないのに、なぜ彼の考え方が現代にまで影響を及ぼしているのか、それはプラトンを始めとする彼の弟子が思想を後世に伝えたからです。

このレベルの理解度でも、十分に映画を楽しめると思います。

ここから先はネタバレを含みますので、まだ映画を見ていない方は注意してください。

映画『女神の見えざる手』の解説

すでに映画を観た方ならわかると思いますが、この映画は主人公スローンが練った綿密な計画による大どんでん返しストーリーです。

周りの人全てを騙し、悪い政治家とロビイストを表に出すことに成功しました。

それまで、たくさんの伏線があったのですが、皆さんは気づいていたでしょうか?ここからは、そんな伏線を解説します。

セリフにより張られた伏線たち

自分の手を見せるのは敵が切り札を使った後

冒頭に言ったこのセリフから、すでに伏線が張られていました。後出しジャンケンが1番強いってわけですね。

実社会が嫌なら、あなたが変えるしかない。
まさにジェーンは、実社会を大きく変えました。学問の道に逃げるのではなく、スローンと共に戦うことを選んだのです。
ソクラテスは書物を残さなかったのに、なぜ多くの人を惹きつけたの?

スローンがソクラテスで、ジェーンがプラトンだったことを表しています。思想を広めるには、影の実行者が必要です。

そう考えると、ゴッホの絵が死後有名になったのも同じ理由ですね。

敵に回すなら、私は一切手加減しない。

スローンがジェーンに向かって言ったこの言葉、実は周りの人達を騙すための一言だったと考えられます。

自然にスルスル伏線を張るので、とてもわかりにくくなっていますが、ジェーンを残したことを考えるとこれも伏線です。

『女神の見えざる手』の感想

ここからは、映画『女神の見えざる手』の感想を素直に書きます。

日本人はちょっと受け入れにくいかも

まず最初に思ったのは、そもそもロビイスト・ロビー活動というテーマが日本人には非常に受け入れにくいのかなと思いました。

そもそも日本人は政治に興味を持っている人が少ないこともあり、ロビイストを始めとする政治家以外で政治に干渉する人のことを理解しにくいと思います。

正直に言えば、僕自身もすんごくわかりにくかったです。この映画は流し見で理解できるような話でもないので、時間がないなら観ないことをおすすめします。

間違いなく取っつきにくい。

正義のために戦う2人の女性

今回の主役は、2人います。

  1. エリザベス・スローン
  2. ジェーン

彼女たちは、自らの正義のために動き、そしてその正義をやり切ったと言えます。

映画ではどうしてもスローンに焦点が当てられてしまいますが、外伝としてジェーンに焦点を当てても良いのかなと思いました。

自らの中に正義を設け、それのためにただひたむきに行動し続けるというのは簡単なことではありません。

しかもスローンは周りを巻き込むと周りの人達も刑務所に入ってしまうので、最小人数で行動しなければいけませんでした

政治の悪を暴くために、権力・財力を持った既得権益者たちをひっくり返すために戦った女性たち、とてもカッコ良かったです。

彼女たちは、最小の労力で最大の結果を得たのです。

敵の中に仲間がいるのは最強

敵の懐に自分の仲間がいるという状況は、非常に強いです。最強まであります。

今回は、スローンが自らの右腕であったジェーンをコール=クラヴィッツ&W(スローンの前職)に残しておくという構図でした。

実は、日本の戦国時代にも同じような戦略を実行した武将がいます。例えば、竹中半兵衛がその1人です。稲葉山城乗っ取り事件という、僕もすごい好きな話があります。

彼は自分を含めたったの6人で、織田信長も落とせなかった城を一夜で落としました。

その方法は、自らの弟が囚われていた稲葉山城で、弟が病気になったから看病をしにきたと言って潜入し、そのまま城内で敵が来たと大騒ぎ。挙げ句の果てに、城主が城から出て行ってしまったという話です。

どれだけ強い人間でも、中に入られてしまったらどうしようもないのです。

アメリカって陰謀が好きなのか?

フリーメイソンの画像

この映画のようなある意味で陰謀論に近いような映画が、アメリカにはたくさんあると思います。

身近なところで言うと、やりすぎ都市伝説でやってる「フリーメイソン」とかはまさにアメリカ発祥の陰謀論ですよね。

政治が、裏で、誰かの思うままに操られる。それが良い方向に進んでいたら別に良いのですが、誰かの私益の方向へ進んでいたらとんでもないことです。

陰謀論自体は面白いと思いますが、一歩間違ったら人生が破滅する仕事ってやりたいと思いますか?

スローンのファッションがおしゃれ

スローンが着てる服がめっちゃくちゃおしゃれです。多分おしゃれも仕事のうちの職業なのでしょうが、いろんなブランドを着こなしていました。

確認できる限りでは、以下のブランドが出てきます。

  • サン・ローラン
  • ヴィクトリア・ベッカム
  • ジャンヴァティスタ・ヴァリ
  • アレクサンダー・ウォン

これだけのトップブランドを揃え、それをきちんと着こなしていくジェシカ・チャステインの美しさが素晴らしい。

スタイルが良くてカッコ良い女性は、まさにアメリカの映画女優って感じがします。

映画『女神の見えざる手』のまとめ

女神の見えざる手とのことですが、確かに政治の裏側ではあるもののアメリカではロビイストは皆知っている職業ですし、あれだけマスコミが来る裁判になると、もはやただの手です。

翻訳する前は『Miss Sloane』なので、訳し方が少し良くないのかなと感じました。

ただの女神の手ですね!